LUNATIC FEST. 公式サイト
ルナフェスの興奮、これは残しておかにゃあかんという使命感に駆られて。
もともとX JAPANもLUNA SEAも全盛期を知らず、Xを初めて知ったのはやはりhideの死だったし、LUNA SEAも河村隆一ソロの方を先に知った(だから気をつけないといまだに彼を河村と指してしまう)
このシーン界隈においてオリジナルアルバムを所持しているのは今回呼ばれていないラルクとSOPHIAと清春ソロぐらいのもので、GLAYでさえベストを除いてはオリジナルアルバムは1枚しか持っていないほどの縁遠いラインナップだった。というのもこれまで沼にはまる恐怖で自分を抑え付けていたから。それなのにめっちゃくちゃ楽しかったし笑顔になったしほっこりしたし、安心して狂気の渦に身を預けられた。結成20年を超えるバンドが多く出演していたけど、やはりその厚みたるや素晴らしかった。
DAY 1
オープニングアクトのLUNACYを見てみたかったんだけど、さすがに濃すぎるよなという危惧と、チケット受け渡しに手間取って結局11時半ごろ会場入り。フードエリアがクラブのような趣でさっそく異次元感。
9mm Parabellum Bullet
ステージにたどり着くとすでに「Cold Edge」演奏中。
あれ?ベースあんなイケメンだっけ?んー…?Jじゃん!!!!!!!!!(目が覚める)
「Black Market Blues」も聴いたのに、モニターに滝が全然映らず9mm見た感が薄いのが正直な所。でも気迫みなぎってて凄かった。
the telephones
黒服ばかりのライブ会場ではなかったにしても、ごく一握りtelephonesのグッズを身に付けたキッズがいて敬服するばかり。ノブさんやり切ってた。ここでも会場をディスコにするべく「We Are」「 \DISCOOOOOOO!!!!/」と叫んだのがハイライト。凄く良かった。
あとライブ終わりにお姐さんたちの会話が印象的すぎて。
「なんで活休するんだろうね〜?」
「あれじゃん、やっぱテレフォンズじゃちょっと古いからじゃん?」
「え?」
「なんだろう、アイフォンズとかさww」
「あ、スマホーズとか??www」
ここでSIAM SHADEに備え物販とごはん…と行きたかったのだけど、まさかの物販長蛇すぎる列。でも1時間半あるし行けるだろう…と踏んだのが甘かった。結局1時間半並んだけどグッズ購入諦め。
SIAM SHADE
めっちゃめちゃよかったーーーーーーーーーーー!楽器隊のパワフルさと、栄喜の負けない強さ!声!!!曲がいいじゃん!歌詞が可愛いじゃん!有り余るポップネス!だけどハード曲の破壊性抜群じゃん!バンドの強靭さが浮き彫りとなって最高だった!日本にはSIAM SHADEもいるぜ?と言って誰彼なしに触れ込みたくなるぐらいかっこ良かった。
いつ手にとったのかも忘れてしまったけど、SIAM SHADEのA面集を借りたことがあって。「1/3の純情な感情」はもちろん「グレイシャルLOVE」「曇りのち晴れ」あたりは当時からなんとなく知ってたんだけど、その数年後A面集にとてもはまって。いちばん聴いていたのは大学時代の暗室かもしれない笑。ダウナーになりがちなときの薬だったんだ。それで 「RAIN」「Dreams」聴けたのでもう感無量でございました…!スーパーアリーナ行きたいからオリジナルアルバム聴く!!!!
(余談:アウトデラックスの栄喜と「1/3〜」しか知らない同行者が、全然アウトじゃない!超かっこいい!ライブ行きたいかも!と言っていました)
しかし、なにか食べ物を…とゾンビ状態。幸いフードエリアは空いていたので食べ物死守。
DIR EN GREY
戻ったときにはラスト3曲ぐらい。いろいろなものを凌駕した圧倒的な世界観。聴く人をはっきりと選ぶ音楽だと思うけど、ライブはやっぱり凄まじかったな。照明や映像も意図のはっきりとしたもので、でもとにかく京様のボーカリゼーション本当にすごい。
DEAD END
噂のデッドエンド!!!彼らから影響を受けた音楽で育っているので、とても馴染みよく聴きやすい〜。なによりMORRIE様素敵すぎる。RYUICHIとSUGIZOの競演もあり、魅惑的なステージでございました。ちゃんと予習していけばよかった…。
X JAPAN
Xは巻き込む力が本当に凄いと思う。超強力磁石のように、会場を無理矢理にでも一つにするだけの筋力。HIDEの死もTAIJIの死も、全部「わたしが」受けた傷のように感じてしまえるほどの圧倒的な支配力。完全なる後追いだから、そんなこと思わされるなんてわけわからんのよ本当は。だけど思えてしまうんだもん。わけわからん。凄すぎる。放心だった。
会場をコーラス隊にしての公開レコーディングした「Kiss the Sky」も入る20年ぶりのアルバム、一体どのような出来上がりになるのだろう。勿体ぶらずに出してほしいけど、とっても勿体ぶるんだろうね笑。楽しみに待っています。
やや@mewmewl7「天国にも届くように言ってみろー!We are!」「\エーックス!/」って何十回やったあとだったから、外でた瞬間に天国にも届いたのかなって思った #ルナフェス http://t.co/A5bPY09hfM
2015/06/27 19:18:58
LUNA SEA
あれだけhideとTAIJIのことを意識したあとに放たれた「ピンクスパイダー」カバーよ…!!!もちろんカバーがあってもなくてもLUNA SEAのライブは凄まじくかっこいいんだけど、Xとの絆のような深い繋がりを伝えられたような気がして素晴らしかった。あとは2日めに書く。
そんなこんなで最小限のごはん屋さんと物販列に多くのアクトを見ることを阻まれた動線がわかった1日めでした。だけどステージエリアに関してはもう最高としかいえない!
やや@mewmewl7ということでルナフェス1日め最高でした…!チケ代は高いけど、RYUICHIのMCでもあったようにロックの思想が根底に流れているしっかりとしたフェスだった。オーガナイザーの思想ではなく、そこで鳴る音楽の思想が統一されていて、どこにいても素晴らしかった。 #ルナフェス
2015/06/27 22:15:34
DAY 2
いやー日曜のイオンはバカ混みするのわかってるよ?わかってたんだけどね…(会場近くにあったのでつい)この日は最小限見れたらいいかなんて思っていたのだけど、帰り際になって後悔した件。MUCC観てみたかったしminus(-)もKA.F.KAも観ればよかった。
[Alexandros]
普段もっと音外さないのにあら?川上さん?と思っていたら後半は持ち直したので緊張由来かしらと。いつもよりアレンジがちょっとメタルっぽかった。場所取りのため最果てから見ていたのだけど、わりとあちこちで手が挙がっていました。ミスチルに通じる軽薄さを感じるけどフェスだと見ちゃう。にくい男だよね〜
GLAY
東京ドーム以来1ヶ月ぶり2度めのGLAY。ドームで「おれらアウェイだから来てね!」と言っていたので覚悟していたけど、リリースしたての「HEROS」「微熱(A)girl summer」とライブ定番「TILL KINGDOM COME」以外、すべて90年代の曲!LUNA SEAにインスパイアされた「月に祈る」!!LUNA SEAのカバー「SHADE」はHISASHIたっての希望というエピソードも含めて、LUNA SEAへのリスペクトを込めまくった誠実なかっこいいステージでありました…!GLAYチョップ!
やや@mewmewl7HISASHIMC要約「上京したとき初めて出逢ったCDが『LUNA SEA』でした。めちゃめちゃかっこよくて、こんな音楽やりたいなと思って練習しまくった。こんな、エナメルの夜に。今日はメンバーにお願いしてある曲をカバーします。『SHADE』」 #ルナフェス
2015/06/28 17:27:04
BUCK-TICK
見るんじゃなかった。そう思えるほど、魔界の扉を開いてしまったような。
前半踊らせる曲が続いて、わ〜こんな感じなんだ?と思っていたらJが現れて(J!!!!!!)デュエットしたあとは、いわゆるバクチク節として無意識に脳髄にインプットされているような退廃美の後半。映像も、幾何学的だったり宇宙幻想的だったり綺麗だった。それにしてもいや〜〜〜〜櫻井大魔王様のJを見やる絶対零度の視線よ…吐血寸前でした。屈した。あと大魔王様おててが長いから所作がとても美しい…あ、誰かと比較したわけじゃございませんので…
LUNA SEA
前日の後半あたりからRYUICHIの喉がやられ始め、この日も最初はよかったんだけど途中からボロボロに。喉が強すぎることで有名なRYUICHIさん、こんなの珍しすぎる。だけど得てして凄まじかった。
まず「TONIGHT」始まりに大興奮!そして「ROCKET DIVE」カバーでまわりのお姉さんがた少なくとも3人号泣…!さらにどの曲か記憶ぶっ飛んでるけど、燃え上がる炎柱の演出はいままで観た中で一番熱いものだった。「TIME IS DEAD」あたりからだんだん低い声が出なくなってきて、鬼気迫る、というか狂気を超えた本編ラストの「ROSIER」が本当に最高だった。
アンコールのセッションでは「昨日から見せてもらってるから、RYUICHIさんが頑張って歌ってるのを見て泣けてきちゃった」TERUとRYUICHIが一緒に「BELIEVE」を歌う感動的な2ショット、の真ん中にがっつり映り込むピエール中野に爆笑で感情が一時迷子になったものの、ラスト5人の万感の想いが込められた「WISH」にはただただ感動した…!!!
2日間通して感じたのは、観客に爪痕を残そうとする姿勢よりも「LUNA SEA」主催のフェスだから、LUNA SEAに愛やリスペクトを表現することに重点を置いたパフォーマンスやセットリストが多く見受けられて、アーティストの世界観を全力で表現している感覚があったのね。それっていわゆる定番のロックフェスにはあまり見ないスタイルだなあと感じた。それを求めてるのがリスナーだったりするからしょうがないけど、今の時代は盛り上げ偏重型だもんね。やっぱりルナフェスはフェスというより対バンという感じが近いかもしれない。あと出演者とLUNA SEAのメンバーとの関係性や、師弟関係を超えた血縁関係のようなものまで感じることができて、幾度の骨肉の争いを経てこの人たちはずっと音楽を続けているんだと感じた。
SUGIZOは「アーティストによるアーティストのためのフェス」と言っていたけど、それがとても心地よかったし、いいものばかりを目撃できた満足感が半端ない。もっといろいろ柔軟に聴いていきたいと思った所存。というか全然知らなくて歯痒い思いをした。なのでリベンジも含めて、次回があるならまた絶対行きたい!素晴らしく濃密で美しい時間と空間をありがとう!
やや@mewmewl7ルナフェス終了ー!なんというか普段そんなに能動的に聴く機会が少ないバンドばかりだったので、世界一周旅行でもしたような気持ちである。本当にいろんな世界を知れて思想を知れて、素晴らしいフェスだった。もし次回があるのなら動線だけは改善してほしい。でもラインナップは維持して欲しい!最高!
2015/06/28 21:25:13
RYU「たくさんの先輩たちが健在なうちにもっとこういうことを一緒にやって繋げていきたい」
会場・メンバー「ザワッ(健在って…笑)」
RYU「いまのそんなにおかしかった?(天然)」