だいたい自分のブログもまともに気まぐれにしか更新しないのに、なぜ合同ブログに参加してしまったのかって、それは自分の思い切りでしかなくて、偏愛を披露する(そして無視される)場所が欲しくなってしまったが為のこじらせ行為かも知れない。

とりあえず自分の過去の記事をそろそろ忘れそうまとめたくなったので、 リンクまとめを置いておきます。随時更新予定。気が向いたら中身をしれっと普通の記事にしてしまっているかもしれません。えへ。

2021-01-27
ネットの音楽オタクが選んだ2020年のベストアルバム
(備忘録:2位、20位、74位、118位)

2019-06-25
ネットの音楽オタクが選んだベスト平成アルバム
(備忘録:56位、89位、103位)

2019-05-23
ネットの音楽オタクが選んだベスト平成ソング
(備忘録:77位、38位、35位、34位、27位、24位)

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そういえば体調不良の最中、10月に引越したのだった。引越しといっても、リフォームをしていた実家の2階で、二世帯生活をスタートした。私は通勤時間が20分ほど増えた。両親とは顔を合わせない日の方が多いくらいで、基本的にはのほほんと夫婦で生活している。気に入った音楽は、居間のプロジェクターを通してYouTubeで共有するようになった。そういうApple Musicに反映されない結果も踏まえて、今年よく聴いた曲たちは、以下のラインナップとなった。


10位 THE ORAL CIGARETTES「YELLOW」

初のドラマタイアップ。このオーラル節にいつまでも夢を見る。

9位 Galileo Galilei「色彩」

祝・再結成。何度聞いても新鮮でロマンチックなラブソング。

8位 リーガルリリー「60W」

イントロから緩まることのない疾走感で駆け抜ける青春!

7位 chilldspot「キラーワード」

意味のない、表層だけの、はぐらかす、うるさい言葉ばかりが纏わりつくいまにこそ放つ意味がある楽曲。

6位 藤井風「Workin' Hard」

藤井風・新章。

5位 SOPHIA「あなたが毎日直面している世界の憂鬱」

民族調のイントロに驚かされるも、サビまで聴けば、歌詞もメロディも楽器隊も、ポップでシニカルなSOPHIAが帰ってきたと歓喜するほかない。おかえりなさい!

4位 羊文学「FOOL」

彼女たちに夏のイメージはあまりないけど、怒れる夏にとても聴いていた。低音ボーカルで自らの主張をはっきりと通す意思と、ゴリゴリのギターが堪らない。

3位 SixTONES「こっから」

23年1月にリリースされたアルバム収録曲「人人人」から、器用なギラギラお兄ちゃんたちを意図的に見ている。「こっから」が収録される次のアルバムも買う。沼が近い。

2位 Official 髭男dism「日常」

派手でも地味でもないイントロの音色でぐっと引き込まれる。入浴剤のように、時間をかけてじんわりと体と心をぽかぽか温めてくれる滋味深い楽曲。

1位 NEWS「Different Lives」

夏のテレビ披露からずっと耳に脳にこびりついて離れなかった楽曲。違う道を選べたかもしれないけれど、僕たちはこの道を選んだと歌う覚悟は国内版「THIS IS ME」。最小限の演奏と重奏的なバックコーラスに乗る、魂が身体を飛び出して叫ぶメインボーカル。3人になってもグループ活動を20年続け、ダイヤモンドのように磨き上げられた、NEWSとしての音楽活動の結晶。マジでライブ観たかった…。


12月になるとリリースされる、Apple Musicで自分がなにを聞いていたかがわかる、年間まとめ機能を毎年楽しみにしている。今年も例年通り確認したところ、PCで再生したデータのみがまとめられたように感じて、自分の感覚と異なることに悶々とした。また、YouTubeにはあるけど音源として配信されていないとか、そもそもCD音源しかないとか、いちリスナーの趣向を網羅できる環境がいまだに整っていないことも、Apple Musicでは年間まとめを網羅できない原因の一つではある。リリースする側のこだわりや方針だったり事情があるだろうことなので、全レコード会社は音源データをすべて配信業者に明け渡せよという横暴なことを主張するつもりはない。ただ、結局はデジタルで人の営みをすべてを網羅するなんて不可能じゃない?という結論に至ってしまう。

毎月利用料金を支払う配信サービスを変えたって同じことなのだから、自分で曲を聴いて、自分でお気に入りを集めて、自分でまとめをつくる。カセットテープやMDから続くその営みは、誰のためでもなく自分のためにする行動だから愛おしい。AIによってまとめられた「正しさ」よりも、自分が納得いくまとめを作って愛し続けたいし、人が人であることを奏でる音楽を、今後も愛し続けていきたい。


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ベストアルバムの記事の冒頭には、いつも1年の振り返りを書いている。といっても振り返り始めたのは2015年ごろのようで、いまの仕事に就いた年だった。異動するごとに違う会社に迷い込んだような気持ちになってきたけど、毎年選んできた音楽とともにしっかり生きてきたんだよな。このブログを始めた当初はよそよそしい文体で気恥ずかしいね。いまやすっかり、厚かましいなってきて、状態。まあそれもええやん。そんな今年はこんな感じ。

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10位 Helsinki Lambda Club『ヘルシンキラムダクラブへようこそ』
9位 Parannoul『After the Magic』
8位 Awich『THE UNION』
7位 Vaundy『replica』(disc 1)
6位 THE NOVEMBERS『The Novembers』
5位 家入レオ『Naked』
4位 Chilli beans.『Welcome to My Castle』
3位 chilldspot『ポートレイト』
2位 BUCK-TICK『異空』

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1位 GRAPEVINE『Almost There』

なおNEWS『NEWS EXPO』は、アルバムリリース後に行われるライブのコンセプトを表した収録曲たちに加え、初回盤Aメトロックの映像や、初回盤Bの過去人気曲を現メンバー3人で歌い直したディスクが良すぎて、プロジェクトとして神盤認定した。伊集院静作詞・山下達郎作曲「SNOW EXPRESS」、年季の入った「Smile Maker」、大サビ必聴の「フルスイング」…!またメンバーズセレクションとして「シリウス」を生き返らせてくれた加藤さん、「NEW STORY」に新たな息吹をもたらしてくれた増田さん、本当にありがとう…!今年こそはこの生命で彼らを感じたかった。

10月から体調不良で仕事を休んでいるので、春や夏の記憶が朧げ。ライブに行ったのも1月SOPHIA、7月山下達郎、9月GRAPEVINEの3本と、5月にTHE BACK HORNを観に行ったCOMING KOBEだけで、FCに入り直したNEWSのコンサートは体調不良で行けなかったし、これまでよりも音楽やエンタメとの距離がある1年だったように思う。ただベストアルバムを決めながらひとつ確信したのは、わたしは怒っている女の音楽が好きだということ。ありのまま、セルフケア、そういったキーワードは自分が自分のために与えるには違和感がないけれど、表現のコンセプトとしてつかわれたものを享受するのは苦手だなと感じた年末だった。来年も捻くれたまま生きる。私は私をやめない。


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